【「カバラ・生命の樹」ってなに?02】聖書に書かれなかった教えがある?

3年前に書いた連載シリーズ

 【カバラ・生命の樹ってなに?】のリライト2回目です。

☆元のページは、各記事ページ最下部にリンクがあります。


今回も、伊泉龍一先生の「生命の木・ダイジェスト版講座」でメモした内容を元に、

「生命の樹」の概要をお伝えしたいと思っております。

講義内容だけではなく、補足的にネットで調べた情報を挟むことがありますが、 

主目的は「シンプルにわかりやすく魅力をお伝えする」、 

コンセプトは「わたしレベルに世界史や宗教史の知識がない方でも取りこぼさない」

でいきたいと思いますので、よろしくお願いします。




今回、まずはじめに、

わたしがネットで調べたことです。


伊泉龍一先生の「生命の木・ダイジェスト版講座」で、

「“カバラ”というのはヘブライ語です」

と言われたのですが、そもそもわたしは、「ヘブライ語って何?」というのを知りませんでした。

これを読んでくださっている方の中でも、

現時点で知らない方、以前わたしの連載を読んで知ってくださった方、

たくさんいらっしゃると思います。


調べたところ、ヘブライ語というのは「ユダヤ人のことば」なのですね。

より詳細は、→Wikipedia「ヘブライ語」などを参照されてくださいね。



では、ヘブライ語の単語である「カバラ」とは、どういう意味なのでしょう。

これは、伊泉先生の講座中にお話がありました。


ヘブライ語の「カバラは」

「口伝(くでん)」

つまり口で伝え教え授けること文書ではなく口伝えで伝えられてきたことを指すことばです。

つまりカバラというのは「口伝」を表す、ヘブライ語の一般名詞なのです。


ところがそれが、のちに、

ユダヤ教の人々の間で、特別な意味を持って使われるようになった

のですね。

これは例えば、

「携帯」ということばが、現代では「携帯電話」を指すことと似ていると思います。



なぜ、どういう意味で、 「特別な意味を持って使われるようになった」かというと、

 ここでちょっと、宗教の話になります。

「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」という宗教ありますね。 

 その歴史を、ものすごく簡単に表現するとこういうことらしいです。


☆画像お借りしました。


キリスト教もイスラム教も、元はユダヤ教。 

「旧約聖書/新約聖書」というのは、キリスト教的目線であって、

ユダヤ教にとっては、キリスト教でいうところの「旧約聖書」が唯一の「聖書」なのですね。


で、 「聖書」というのは、文書化されたものじゃないですか。 

それとは別に、「口伝で残された教え」というものがあったらしいのです。

それを、ヘブライ語で「口伝」を表す「カバラ」と呼んだので、


「カバラ」というヘブライ語が特別な意味を持って使われるようになった

ユダヤ教で、聖書以外の「口伝で残された教え」のことを表すようになった


ということなのですね。


現在の日本でも信者の方はたくさんいるであろうキリスト教、そしてイスラム教という、

メジャーな宗教の元になっているユダヤ教。

その聖典である聖書の他に、「口伝で残された教え」がある。


それが、「カバラ(口伝)」として受け継がれてきた。

なんだかとても、気になりませんか?


 なお、「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」についてもう少し知りたい方には、

わたし的にはこのNAVERまとめがめっちゃわかりやすかったです。 

 →イスラム教とキリスト教の「神様は同じ」って知ってた?  




まだ「生命の樹」が出てこず、「カバラ」の説明のみですが、

「生命の樹」の図というのは、「カバラ」という思想を図で表したものなのです。


では、

「聖書には書かれていない、口伝による教え」である「カバラ」

とはどんな教えなのか?


次回をお待ちください!

スピカ




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